強行採決!
おはようござんす、まくらことばではEXILEでいうところのHIRO的な立場のサトーです。
さて先日、吹雪様がエレドラを購入したという記事を書いていましたが、これによって現在進行中のレコーディングのプロセスが大きく変貌しております。
実は昨年末にスタジオで録音した6曲分のドラム、うち3曲はですね、看過できないミスがあるとかそもそもテンポの設定が間違っていた等の理由で、録り直しの判断をせざるを得ない状態でした。
で、そのうちの1曲「季節のはじまり」をですね、彼がエレドラで叩いてみたんですね。
するとまぁどうでしょう、各タイコは非常にクリアだし、そもそも今のエレドラってすごいのね、微妙なタッチとか強弱が見事に反映されてるし、そもそも音がサンプリング音源使ってて本物ママだからすげぇいいんですね。
いやもう、これ使うしかないでしょ、と。
ていうか全曲これで最初から録りなおすしかないでしょ、と*1。
かくして我々は、さらなる修羅の道に突入するのであります。
そんで吹雪様はエレドラにアディクティブドラムなるプラグインをかませて、cubaseに流し込んでちょっと加工してから私にドラムトラックのデータを送ってきたのですが、そいつが書記長MTRに流し込めるかどうか、これが最大の懸案事項だったわけです。
日曜の夜かな、彼からもらったデータを書記長に入れてみたところ、書記長はデータを認識しない。
ありゃ、これじゃ吹雪くんがエレドラ買った意味なくなっちまうしレコーディングが進まない、どうしよと一瞬目の前が真っ暗になったのですが、単純にビットレートを揃えることで無事取り込むことができました。
これにより、以下の流れでレコーディングを進めることができるようになったと。
①サトーがクリックを聞きながら*2仮歌を作成、吹雪に送る
②吹雪が仮歌を聴きながらドラム録音、整えてサトーに送る
③サトーはドラムデータをMTRにインポート、それを土台にギターやキーボードを重ねる
④ADを拉致監禁しベースを録音
⑤コーラスと歌を入れて録音完了
⑥ミックスダウン→マスタリング
現状は①~③の繰り返しでありまして、吹雪様も私もここ数日、音楽人生の中で最も勤勉な時間を過ごしている次第。
④については3月中に既存曲、4月上旬までに新曲を完了という言質をとってありますので*3、きっとどこかの段階でえいやとやってのけるのでしょう、ADは!
⑤についてはですね、現状私、花粉症は大丈夫そうなんですが、もしも発症してしまった場合にはかなりの障害になってしまうこと必至でありまして、自分の中の抗体反応が過剰にならぬよう、正しい食事と生活を日々心がけております。
いやホント、歌入れの時期に花粉症になっちゃうって最悪だからね。
そしてここに示したのはあくまでレコーディングにかかわる流れでありまして、当然別の仕事、すなわちパッケージも同時進行で進めなければならんと。
①~⑥を見る限りADの登場が少ないように思うんですが、実は現在の仕事量、彼がもっとも重く背負っているんですねぇ。
もうね、♪ Boy, you're gonna carry that weight, Carry that weight a long timeとしか言いようがないです、重荷背負って頑張ってとしか!
ブックレットの折りとかならおれもやるからさ。
そんなこんなで完パケは4月中という計画なのですが、えーい、もうここで言い切っちゃうぞ、おれは!
……まくらことばの1stフルアルバム『枕じゃなくて招待状』、発売は4月30日です!
みなさん、ひとつよろしくお願いいたします。