布団あります まくらことば活動日記

歌ものロック/ポップスバンド、まくらことばのブログです。

いいこと思いついた&調整の週末

今日は予報に反して、陽の高いうちはなんとか降られずにすみました。

ただし雲を激しく動かす風の強さには、午後ちょっと冷やかしにのぞいた「東京蚤の市」に参加中の我らがADも、お手上げの様子。

いつまでも安定しないこの秋の気候はいったい何なんでしょうね、こんばんはサトー@まくらことばです。

 

さて、先日の竿モノ練で「課題が見つかった」と以前の記事で書きましたが、それは何かってえと音量の問題なんですね。

まくらことばはユルい歌ものバンドですが、練習スタジオにおける音量の大きさは、ちょっとラウド系バンドに匹敵するくらいで。

これは誰がどうこうという問題ではなく、メンバー各人が「自分の音がきこえねぇ!」とヴォリュームを上げる行動を競い合うことで、結果的にこうなってしまっている次第なんです。

4人の中でもっともバンド経験が豊富なあけみ嬢は確かに適正音量でセッティングしているのですが、野郎どもが音出しを始めると急に埋もれてしまい、サトーがマイク越しに「ギターもうちょっと上げてみようか」などと指示をトバすため、結果全員がラウドに。

自分の音だけでなくお互いの音をよく聴くというのは、バンドをやる上での基本の“き”なのですが、その辺が怪しかったりするのがまくらことばなのであります。

いや実は先日のバンド練習のあと、2時間の練習ですっかり声が枯れてしまったサトーは、「やっぱりボイトレとかやるべきかな」とご自身のバンドではボーカリストのあけみ嬢に相談したりしてたのですが、何のこたぁない、楽器の音量を適切にすれば済む話だったわけで。

だってさ、ミキサーをハウリング寸前まで目一杯上げて、それでもがなり立ててやっとボーカルが聴こえるって、基本クリーンサウンドのウチのバンドでどう考えてもおかしいよね。

 

実はこの問題に気付いたのは、ipadで演奏を録音していたものの、音が割れて聴けるようなシロモノではなかったことにショックを受けたADで、「全体に音量下げたほうがいいよね」とADから提起があった際、サトーは膝を打つような思いがしました、そうか、そりゃ声も枯れるわな。

それに今度のライブのハコであるモナレコードさんは、弾き語りでも隅々までタッチのニュアンスが広がるような音響環境ですから、でかい音を出す必要は一切ないわけで。

この段階に至るまで最も基本的な問題に気付かずにいた自分に心底あきれますが、ま、帳尻が合えばすべてよし、これからアジャストしていきゃいいかなと。

 

さらにADからは、ウチのサウンド傾向を鑑みれば、ライブでのアコギ使用は必須なのでは、と提案がありました。

うん、確かにおれもそうだと思うよ、ていうか当初はそのつもりでもいたからね。

なんだけども、①かといってエレキを外すわけにもいかず、当日は会社からリハに直行せねばらぬ事情を考えるとこれ以上持ち込み機材が増えるのは面倒、②私の御神体アコギには現時点でピックアップが付いておらず改造が面倒、という2つの横着な理由で、「確かにその通りだけど……」とサトーは難色を示していたのでした。

 でね、昨日ですか、週末のルーティンワークとしてランニングをしている最中に私ひらめいたんですよ。

「そうだ、アコースティック・シミュレーターを使えばいいんだ!」

アコースティック・シミュレーターとはエフェクターの一種で、エレキギターの音をまるでアコギのような音に変えてしまうシロモノで、ボスのコンパクトとして出ています。

早速ランニングから帰ってようつべでチェックしてみると、おお、これはすごい!

レスポールとかストラトなんかのエレキギターから、どう聞いてもアコギとしか思えないサウンドが出ているではないですか。

やっぱりランニング中は思いもかけないアイデアが浮かんでくるなぁ、我ながら冴えてるぜ!

とうことで早速渋谷の楽器屋さんに向かい、BOSSのAC-3をげと。

ウハウハで持ち帰ってエフェクトボードに組み込んだ画がコレ。

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 で、実際自宅のアンプで音を出してみると……あ、あれ? 期待してた音と全然違うぞ。

これアコギっていうか、シャリシャリのやっすいエレキみたいな音なのでは……。

ただまぁ、こういうのってスタジオで、実際いつも使っているセッティングで試さないと意味ないですからね、早計な判断は禁物ですぞ。

ということで本日、近所のスタジオに個人練習に入り、エフェクターのサウンドチェックとフツーに歌える適正音量の確認を行ってきました。

 

AC-3、結論としてはうん、まぁ合格点かな。

いわゆるエレアコの音に近いですが、バンドアンサンブルで使えばさらにアコギっぽくなるかな。

そんでギターの音量ですが、今まではとんでもないでかい音だったということが明確になり、大いに反省したわけです。

あの、私いつもJC-120という、どこのスタジオ・ライブハウスにも必ず置いてある定番中の定番ギターアンプを使っているのですが、このアンプ、天地鳴動もかくやの馬鹿でかい音がするんですね、怖くてツマミを3以上になんて絶対できないくらいの。

でね、今日無理なく歌える音量として探り当てた音量が、インプットを「LOW」にしてのボリューム1だったのね。

先日のスタジオでは私、インプットを「HIGH」に入れてボリューム2.5くらいにしてたんですよ!

……そりゃどう考えてもでかいって、声も枯れるって!

いやホント、AC-3以外ののエフェクターのセッティングも固まったし、今日個人練習入ってよかったですわ。

 

ところで今日利用したスタジオ、ウチから歩いて3分くらいの駅前すぐにあるスタジオなんですが、すんごい機材が良くて、かつ本物のピアノがあったりしてびっくりしました。

料金も安いし、いつかバンド練習でも使いたいなぁ。

え、じゃあピアノも練習したのかって?

……私、ピアニストはリストラされたままなんです、だからおとなしくギターだけ触ってましたよ。

じゃあライブではピアノ弾かないのかというとそうではなくて、2代目ピアニストが華麗に登場したんですねぇ、これが。

その辺も含めて、お楽しみに!