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布団あります まくらことば活動日記

歌ものロック/ポップスバンド、まくらことばのブログです。

So This is Christmas And what have ‘I’ done?

恭介

こんばんは、帰りの電車で蒸しあげられてます、まくらことばのサトスKです。

今日はクリスマスイブですね、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

私は若い頃は特に、「何がクリスマスじゃ、あほか」みたいな態度を貫いておりまして、浮かれる街を背に僕は行く!的なヒロイズムに浸っていたのですが、近年はそのようなイキりも薄れ、街角の聖歌隊にじんとくるような素直な男になってきました。

といっても、別にチキン喰うでもなく、ツリー飾るでもなく、フツーに生活しとりますけどね。

 

さて最近は、曲作らねば、曲作らねばという強迫観念に駆られて納戸スタジオにこもる時間が増えてきました。

その昔、レディオヘッドトム・ヨークが、「自然と出て来るような状態じゃないといい曲はできないんだ」みたいなことを言っておりまして、私も長い間「そうだよなぁ」と思っていたのですが、最近は、「曲ってちょっとずつの積み重ねの上にしかできてこないんだ」ということがわかりまして、閃きがあろうがなかろうが、とりあえずポーズだけでも作業を行うことが大事なんじゃないかみたいなことを思い、不十分ではあるが実践しておる次第であります。

もうね、なんでもいいの。

昨日までの作業に1個コード足してみたとか、ワンフレーズでも歌詞が出てきたとか、具体的じゃなくてもなんか見通しが出てきた気がするとか、そんなことの積み重ねが、ある日新しい曲に結実する。

ホントに地道な作業を経ないと、なかなか曲ってやつはできてこないわけです、少なくとも私の場合は。

 

なんだけどずっとそういう作業を根つめてやるってのは限界があるので、同時並行で「手を動かす」系のこともやるってのが非常に大事なのね。

これは既存曲のレコーディング作業ってことなんですが、今は来るべき28日のレコーディング*1に向けて、ガイドトラックの作成を行っております。

私、ホントに正統的な練習を避けてきた人間なので、クリックに合わせて演奏するなんて思いもつかなかったのですが、吹雪様より強く厳命され*2、クリックに合わせてギターを弾き、仮歌を入れるという作業を行いました。

いやぁ、いざやってみると、いかに自分の体内リズムがいい加減か、思い知らされますね。

まぁだいたいが「走る」んですが、きちっとテンポを守った演奏ができたときはやっぱり気持ちいい。

「ロックバンドなんだからヨレてたりしたほうがいいのよ!」みたいな物言いは、極めた人が言えばなるほど、みたいな話なんですが、われわれレベルでそれ言っちゃうのは言い訳以外の何物でもなく、ここもまぁ曲づくり同様、地道にやってくしかないのかなと。

 

あのね、中学の頃ね、くそヤンキーの奴がいたのね。

でさ、なんかみんなそいつのこと怖いからいろいろヨイショしてるわけですが、なんでも彼はXファンで、エレキギター持ってて超上手いとか言うんですよ、誰彼が。

私はそのヤンキーがギターを弾くところは見たことなくて、「へぇ」くらいに思ってたんですが、高校に上がって自分でもギターを弾くようになって*3、「あれ、絶対ウソだな」って思いました。

だって全然弾けないんだもん、そんで弾けるようになるには気の遠くなるくらい地道な努力をしなきゃいけないんだもん、そんなのあんなくそヤンキー*4にできっこないって。

私もまぁ地道な努力ができない人間だったので、結局高校の頃はロクに弾けるようにはならず、その後の浪人時代、暇に任せて歌本なんかですこしずつコードを覚えていって、ちょっと弾けるようになった、って感じなんですね。

 

いやホントにね、音楽ってやってみてびっくりなんですが、まったく地道な作業の積み重ねの上に成り立っていて、少なくとも世に出ているようなミュージシャンの人たちって、気の遠くなるような努力をしてきたんだなってすごく思うんですね。

まぁ最近は音楽産業自体が成立しなくなっているからそもそもないのかもしんないけど、華やかに見える部分はほんの一部でしかないって、あれホントの話ですよ。

や、音楽に限らず何事もそうなんだろうな、何かをやるってことは。

地道な日々の積み重ねの上にしか花は咲かないし実はならないわけですな。

 

 

……上記のような話を、私かみさんに向かってよくしてるんです。

先日もですね、その文脈でうちのバンドの話にもなって、まぁストレートには言わないんだけど私の言葉にはどこか、「そういう地道な努力をやってるおれを褒めろ!」的ニュアンスが含まれていると思うんですね。

さらにヒートアップした私は、これ完全に被害妄想なんだろうけど、「おれがまくらやってることについて、いい歳してよくやるよ的なリアクションがまれにあるが、そういう奴は名盤作って見返してやる!」みたいに息巻いて言うわけですよ。

それに対しかみさんは、「まぁそれは被害妄想だろうけど、そういうリアクションがあるとすれば、アンタの言葉に『おれやってんだ偉いだろ』的ニュアンスがあるんじゃないか?」

……確かに、それはすごく思い当たるかも。

さらに、「何かをやっていることに対し他人があれこれ言うべきでないのと同様に、何かをやっていないことに対し誰も何も言えないんじゃないか」

そして、「何かをやっている人間は、やっていることそのものにケチを付けられるいわれはないが、作ったものについてはあれこれ言われる覚悟が必要なのでは」

……うん、おれぐうの音も出ないや。

 

えー、ということで、やってますアピールはほどほどにして、きちんとやることやろうと思います。

 

 

……と、今日の記事はここで終わるべく下書きに残してたんですが、以下の書き込みがあったんです。

 

 

元気出して下さい。佐藤さんにはちゃんと居場所も才能も価値もありますよ。何ができるかという気持ちを前にして緊張しているだけですよ。気楽にいきましょう。

吹雪

 

 

……泣きそうだよ、おれ。*5

最高のクリスマスプレゼントです、ありがとう。

あ、いや、かみさんの言葉にもおなじくらい感謝してます。

なだめて、すかして、時にはおだててくれる人達に囲まれて、さっきは経堂寄ってきて友達と話できて、サトーは幸せです。

 

よし、みんなでいいレコード作ろうぜ、楽しくね!

*1:AD、来れる?

*2:吹雪様はメンバーで唯一、ノリではないきちんとした楽器の練習をやってきた人で、彼の言うことは本当に勉強になるんです。

*3:軍手に滑り止めのゴムがついてるやつあるでしょ、あのゴムを付ける工場でバイトして、そのバイト代で最初はフェンダージャパンのジャズベース買ったんです。でもバンドもないのにベース一人で弾いててもつまんないから、それを売ってバーニーのレスポールを買ったの、高2のときかな。

*4:悪いけどどっか見どころのあるタイプじゃなくて、ホントに性根が腐ってるタイプのヤンキーだったのでとりわけ

*5:ちょっとバンド以外のことでも最近ダメージ喰ったのね、サトーは。