福山にて
いま私は、郷里の福山駅にいて上りの新幹線を待っています。
この週末は、兄の結婚式で帰省しておりました。
最近は誰かのお葬式や法事ばかりの佐藤家にあって、たいへん珍しい慶事。
喪服姿しか知らない親戚の皆さんも華やかに着飾っていて、久しぶりに明るい一同なのでした。
それにしてもあのカオティックな佐藤家にお嫁さんが来てくれるなんて!
レアキャラと化して久しい私も、素直に感謝と祝福の気持ちに包まれたのでした。
行く前は頭脳警察の「いとこの結婚式」的な無駄にエッジの立った気分だったのですが、終わってみればまぁ、やっぱいいもんだなと。
兄嫁さんのご家族もいい方ばかりで、新たな御縁に喜びで満たされております。
披露宴の途中、ベロンベロンに酔っ払った叔母から、「あんたはまぁ大丈夫じゃけ」と謎の励ましをいただき、「お、おう」という感じでしたが、まぁ佐藤家出身者として頑張ろうと改めて思った次第です。
さぁ、おれの街、東京に帰るべ!