ランニング再開!
引っ越してから2か月弱。
今度の家は駅から少し距離があるため、毎日の行き帰りでけっこう歩くようになりました。
また、自転車に乗るようになって週末はチャリでウロウロなんてことが増えてきたので、運動不足を感じることがあまりない。
ということで長年続けてきたランニングをここ2か月はサボっていたわけです。
しかし、やっぱり体は正直で。
体重が増えてきたとか階段で息が上がるようになったとか、そういったベタな運動不足症状はないのですが、ここ最近なんか全体的に代謝が悪くなってきたような気がする。
特にお酒を飲んだ翌日のリカバリーに時間がかかるようになって、午前中使いものにならない状態だったりするし、なにより体がどんより重い。
私、人間の体って所詮一本のパイプみたいなもんだと思っていて、毎日いろんなものを食べたり飲んだり、あるいはメンタルでもいろんな感情を取り込んだりしているんですが、要は入れたものをきちんとしかるべき器官に回したら、余分なものはちゃんと出さないといけない。
パイプが詰まったらとたんに全身のいろんなところが機能しなくなるというのはまさに道理で、調子が悪くなったら詰まりを取り除いてあげないといけない。
ランニングをして全身に負荷をかけ、きちんと汗をかいたあとの気持ちよさというのは、まさに洗面台の排水溝にパイプユニッシュをぶっ込んだ後のような気持ちよさがあって、一番効率的でお金もかからないデトックスだと思うんですね。
そんなわけで今日、コース設計も兼ねて曇天模様の中行ってきましたランニング。
だいたい自分にとって標準的なペースをキープすれば、私は1時間で11~12キロくらい走れます。
これ以上走ると肩が凝ってきたり膝に痛みを感じるようになるので逆効果。
ということで家を出て1時間ちょっと、気の向くままに走ってみようと思いました。
地図を見るとこのあたりは大きな公園がけっこうあるので、それを数珠つなぎにして走ってみるのはどうかと思い、まずは三宿の世田谷公園に向けて出発。
多摩川を走っていた頃に比べ、このあたりは車通りのない道を選ぶのはほぼ不可能ですが、なるべく幹線道路を避けて住宅街の路地に入ります。
それでもやっぱり、どの道も人通りが多い。
狛江時代、人に会うことはそれほど多くなかったので、なんというか新鮮です。
しばらく走って体が温まってきたころに世田谷公園に到着。
ここも周回コースがあるのですが、1キロとやや物足りないのでそのまま園内を抜け、五本木方面に進路をとります。
五本木~東が丘、つまり目黒区を走りながら目指すはランニングの聖地・駒沢公園。
ここの周回コースは2.14キロと絶妙な距離で、サイクリングコースともきちんと区別されていて非常に走りやすいとのこと。
私も多摩川で5年以上鍛えていましたので腕に(この場合脚ですが)覚えあり、ちょっとやそっとでは他のランナーに抜かれない自信があります。
「多摩川仕込みの激走、見せたる!」と気合いを入れて周回コースに合流したのですが、そこは今までまったく経験したことのない、まさにランニング天国でした。
まずはランナーの数が圧倒的に多い!
もう多摩川の狛江~二子玉川間なんてほとんど同じ方向に走るランナーがいなくて、非常に孤独を感じながら走っていたものですが、ここはマラソン大会かと思うくらいの人の多さです。
そしてランナーも様々で、フィットネスで走る世田谷マダム、中年肥り解消のサラリーマンから、大学の陸上部みたいな超ハイレベルランナーまで、各々が自分のペースでコースを快走しています。
そしてみなさん、格好が決まっていること!
ここにはスウェット上下にごついスニーカーみたいな人は一人もいなくて、みんな色とりどりの専用ウエアと最新の軽量ランニングシューズを履いています。
揃いのウエアとシューズで走っているランニングサークルみたいな集団も結構いて、リア充感が半端なかったです。
走っているとわかるんですが、やっぱり一人って孤独だし、張り合いがないんですよね。
多摩川時代は数少ないランナーを遠方に見つけたら「よし、絶対抜いてやる」と気合いを入れていましたが、そんなことはめったになくて。
でもここでは次から次にターゲットが見つかるし、絶対に歯が立たないような上級ランナーもいる。
もうホント、走っててこんなに高揚したのって初めてですよ、やっぱり聖地は違いますね。
今日は駒沢公園に入った時点で30分以上は走ってきていたのでおとなしく1周にとどめましたが、次回からは最短で駒沢公園に行って2、3周することにしようかな。
さすがにここで最速を名乗るのは無理ですが、ハイレベルなランナーと一緒に走ることで、ちょっとでも得るものがあればと思います。
駒沢公園から家までは体感で2キロくらい、トータル1時間ちょっとのランニングになりました。
地図で距離を計測してみるとジャスト12キロ。
うん、やっぱりこれぐらいが私にとっては苦痛と爽快感のベストバランスみたいです。
そして何より、今私がひたっているこのすっきりした感じは、ランニング後でないと味わえないものだと実感。
いよいよ寒さが厳しくなってきたこの冬ですが、週末のランニングを楽しみに過ごしていけそうです。