読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

布団あります まくらことば活動日記

歌ものロック/ポップスバンド、まくらことばのブログです。

ありがとうございました!

あの急にやってきた猛暑から一転、今日は久しぶりの雨の朝になりました。

おはようございます、というべきところですが、私は昨夜1時くらいに床に就いたものの、いろんなことを考えていたら結局一睡もできないまま朝を迎えてしまい、「こんばんは」「おやすみなさい」からの地続きな感覚に包まれています。

 

改めて、昨夜は「うさぎ小屋的夏祭」においでいただき、まことにありがとうございました。

多くの方に集まっていただき、大変暑い中、大盛況のうちに終えることができました。

そして出演者の高橋久美子さん、高山裕子さん、フード担当のお米農家やまざきさん、あゆみ食堂さん、キチムのスタッフの皆様、タイトな日程での無理なお願いを快く引き受けてくださったばかりか、私たちの想像を上回る内容で楽しませていただき、心より感謝申し上げます。

加えて、昨夜は都合が合わず来れなかったけど、離れた場所から声援を送ってくれた友達にも感謝したいです、ちゃんと届いてたよ!

 

また身内ですが、今回のイベントの企画段階から実務の細かい作業まで、とにかく何から何まで奔走して準備にあたり、見事多くの方を笑顔にすることのできた最大の功労者、遊佐一弥くんに改めて感謝の気持ちを伝えたいです。

ありがとう、お疲れ様。

本当に今回は、遊佐くんにおんぶにだっこ、全てをお願いしました。

出演者の皆さんが異口同音に「遊佐くんの頼みだから」とおっしゃっていたのがとても印象的で、ああ、ADはすごい男なんだなぁと改めて思った次第です。

でもそのすごさって、たとえば男気とか、リーダーシップとか、一般的によく言われるような要素とはちょっと違ってて、不思議な魅力というか引きを持った人だなぁと、この間彼を近くで眺めながら思っていたものです。

昨夜のイベントの雰囲気も、そんな彼の人柄がよく表れていたような気がします。

 

さて、遊佐くんにありとあらゆることを仕切ってもらっていた私サトーはといえば、春ごろこのイベントの話が持ち上がったときから先月くらいまで、実は非常に悩んでいたというかモチベーションをなかなか上げられない状態でした。

というのも、昨年アルバムを作ってから何本かライブをやり、「さぁ次はどうしようか」という段階で、暗中模索から抜け出せずにいたのです。

この背景には普段聴いている音楽の傾向が変わってきたというのもあるのですが、まくらことばの音楽に自信が持てなくなっていたというか、もっと違うことをやるべきなんじゃないかと迷走状態に落ち込みかけていて……。

そんな中、サポートにアベケンさんとクボチュウさんを加えて練習を重ねるうち、4人で音を出すことの楽しさに気付いた私は、次第に迷いを消すことができました。

バンドを続けていくにはモチベーションが要求されるものですが、こと今回に関しては、このメンバーで演奏すること自体がモチベーションになっていた気がします。

スタジオが待ち遠しいあの感覚が、私のミーハーで中2な煩悩を次第に打ち消してくれたのです。

ただ後悔もあって、結果的に新曲が1曲に留まってしまったのは残念、というか自分の力量のなさを感じました。

このもやもやは、次回のライブまたは盤で晴らしたいと思います。

 

昨夜、高橋久美子さんはまくらことばを評して「悩ましいバンド」と言われました。

音楽シーンに一時代を築いた彼女にふれてもらっただけで本当に光栄なのですが、「悩ましい」というのは考えれば考えるほど、「そっか―」と唸ってしまいます。

言葉のプロとして活躍する彼女ならではの、絶妙な表現だと思います。

私は最近、前向きな意味でと声を大にした上でですが、バンドの終わりについて考えることがあります。

まくらことばはどんな時に終わりにするべきなのか。

もちろん楽しいしやめようなんて思っているわけでは全然ないのですが、自分にとってこのバンドは「やるべき理由があってやる」もので、惰性でやるべきではないと思っているので。

その一つの答えとして、「悩ましさ」が消えてしまった時がまくらことばのゴールなのかな、なんてことをいま考えています。

 

私たちは本当に、人に恵まれたバンドだと思っています。

いつも皆さんに温かく見守っていただき、こんなに幸せでいいんだろうかと感じます。

もし、ここまで皆さんが温かく接してくださる理由に「悩ましさ」があるとすれば、それは私たちにとって、背筋の伸びるような思いのすることです。

「悩ましさ」はたぶん、目指すべきものでもないし、芸として身につけるべきものでもない。

迷走を重ねて必死にもがき続ける中で、結果的に纏うことになるものだと思うからです。

 

1968年の名盤「ジャックスの世界」には、早川義夫さんご自身のライナーノーツが付いているのですが、そこに「音楽の腕をならすためにはじめたわけではない」と書いてあります。

おこがましいことを承知で、その言葉の意味が少しわかった気がした昨夜です。

もちろん上手くなりたいし、作品のクオリティを追求していきたいのですが、「悩ましさ」をもたらすものから目を背けることだけはしないようにしようと。

 

昨夜の素晴らしい出会いと思い出を糧に、新しいまくらことばの音楽を探していきます。

またみなさんにお目にかかる機会があることを祈りつつ、いつもの生活に戻る朝です。

改めて、本当にありがとうございました。

まくらことばは、止まった時間を動かす魔法のようなポップスを奏でるバンドです。