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布団あります まくらことば活動日記

歌ものロック/ポップスバンド、まくらことばのブログです。

マドンナ旋風

佐藤「いやぁ、いよいよプロ野球開幕ですな。わがカープは開幕マエケンでヤクルトと。今年はホントに、かつてない盛り上がりだね」

サトー「毎年のことだけど、やっぱり開幕はアガるよね、ここからが2015年の始まりっていうか。桜も咲いたしさ、なんかこう『始まる!』って感じだよね」

佐「ところで君、最近は何聴いてんの?」

サ「……野球の話するのかと思ったら、何を唐突に王道の質問を。それがね、最近またマドンナが来てるんだよ、マドンナ旋風」

佐「ほう、マドンナですか。スター過ぎて聴かないというか、最近の音楽ファンにとってはミュージシャンって感じしないだろうね。ある意味盲点。でもそっか、マドンナ、確かにいいよね」

サ「でしょ? 普通にいいと思うんだ。そんであの人はキャリア長いけどさ、やっぱり80年代の輝きは尋常じゃない。特に2nd『ライク・ア・ヴァージン』、3rd『トゥルー・ブルー』、4th『ライク・ア・プレイヤー』の3枚は、掛け値なしにポップスの金字塔だと思う」

佐「異議なし。じゃあちょっと、各盤から好きな曲を聴いていこうか。まずは『ライク・ア・ヴァージン』から「Material Girl」」

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サ「アルバム1曲目を飾る、マニフェスト的な曲だね。これはもうマドンナのオールドスクール、これぞ80年代というサウンドプロダクションだね」

佐「プロデューサーは天下無双のナイル・ロジャース。軽めのブラック・テイストがいい感じだね。まだまだこの頃は歌い方もアイドル然としているというか、アーティスト性よりポップアイコンたらんとする感じが濃厚だね」

サ「もうイントロのベースライン聴いただけでさ、問答無用のアッパー感覚がある。80年代じゃないと出せないフィーリングだよ。そんでメロディはくそキャッチーだしさ、これはいいよホント」

佐「ポップスのお手本だね。そんで続く『トゥルー・ブルー』では、同じくキャッチーながらより聴きごたえのある楽曲を揃えてきたんだよね。ではこのアルバムからは、タイトルトラック「True Blue」も捨てがたいんだが、スパニッシュ路線のこれまた大ヒット曲「La Isla Bonita」にしよう」

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サ「なんかこのアルバムからぐっと色気が増したよね、ルックスも歌い方も。そんでいろんな方向性の曲が収められているんだけど、このスパニッシュ路線はかなり鮮烈だった」

佐「当時、日本では三菱電機がCMキャラクターに起用しててね、新しいシングルが出るとそれを使ったコマーシャルが流れてたんだ、三宅裕司の『テレビ探偵団』の枠でね。毎回次はどんな曲なんだろうと楽しみにしてたけど、この「ラ・イスラ・ボニータ」はすごい、なんかはっとしたよね」

サ「マドンナをCMに使うって、いかにもバブルだけど。うん、確かにこれで、他のポップアイドルとは一線を画したという印象があるな。『トゥルー・ブルー』には他にも、アメリカンロック的な広がりのある「Open Your Heart」だとか、元気路線の進化版「Where's the Party」も入ってて、実に聴きごたえのあるアルバムだよね」

佐「うん、『ライク・ア・ヴァージン』の路線も踏襲しつつ、長足の進歩を遂げている。そんで続く『ライク・ア・プレイヤー』は、ポップスとしての盤石のクオリティに作品性をのっけてきた傑作中の傑作。これはすごいアルバムだから全曲かけたいんだけど、まずはタイトルトラック「Like A Prayer」だろうね」

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サ「この曲、マツコ・デラックスがTVで歌ってたらしいね。もう名曲中の名曲ですよ、ドラマチックな展開がたまらん」

佐「このアルバムは、各楽器の音が素晴らしく研ぎ澄まされているんだよね。そんで何といってもゴスペルからの影響。これはナイル・ロジャース的なヒット曲の要素としてのブラックミュージックを経て、その神髄に迫ろうとする精神性を感じる。歌詞もいいよね、ネイティブじゃなくても十分聞き取れるのがいい」

サ「"In the midnight hour I can feel your power Just like a prayer you know I'll take you there"(真夜中、あなたの力を感じる/祈りのように/ねぇ、あなたを連れていくの)のところとか、すごく好きだな。これ、曲単位でいえば最高傑作なんじゃない?」

佐「まぁマドンナのキャリアを全部フォローしているわけじゃないからそれは言い切れないけど、これまでのポップスター路線から、宗教性みたいなものまで感じさせる境地に至ってるよね。このアルバムはロックファンにこそ聴いてもらいたい」

サ「『ライク・ア・プレイヤー』からはもう一曲いっちゃおうか。ホント名曲揃いなんで迷うんだけど、個人的に好きなこの曲を」

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サ「これは残念ながらMVないので音のみで。イントロの「キューピー3分クッキング」みたいなフレーズからもう、たまらんよね」

佐「クールでスムーズなメロディ展開が実にいい。あとこの曲で聴けるギターの音、たぶんストラトなんだけど、ハーフトーンってこうやって使うんだよっていうお手本だよね」

サ「ストラトハーフトーンってすごくいい音だけど、意外と曲の中でどう使っていいかわかんなくて結局無難にフロントかセンター使っちゃうんだが、これは参考になるよね」

佐「ということで繰り返しになりますが、『ライク・ア・プレイヤー』は名盤なんで、ぜひとも聴いていただきたいですね」

サ「なぜかここにきてのマドンナブームでした」