TAKE IVY
おはようございます、サトー@まくらことばです。
そうですか、今日から9月ですか。
暑いのは嫌いとしつこいくらいに言っておりますが、もともと西の人間ゆえ日が短いのはもっと苦手、最近の日没の早さに悲しみを禁じ得ません。
ここ数日は涼しいですがまた暑さが戻ってくることもあるでしょう、でも昔の人が「米粒ひとつづつ」と言ったようなペースで、着実に夏が秋に取って代わられるのでしょうね、ちょっとセンチメンタルな気分。
センチメンタルといえば松本伊代の「センチメンタル・ジャーニー」ですが、あの16歳の伊代ちゃんが着ていたギンガムチェックタータンチェック*1の衣装、あれにそっくりのジャンパースカートを町内会のお姉さん(実際同級生の誰かのお姉さんだったと思う)がよく着ていて、やけにまぶしかったのを思い出します。
待てよ、「センチメンタル~」がリリースされたのって81年でしょ、私が小学校に入った、すなわち町内会活動に参加するようになったのは83年だから2年のタイムラグがあるわけか、これが当時の都会と田舎の情報伝達速度なんだね。*2
さて、なんか定型の流れみたいになってきましたが、ライブやってとりあえずお疲れ様、さて今後どうすっぺというところで私がフライング気味に活動計画をここに書く、これまたやってみようかなと。
えー、ライブってね、やるほうの事情だけの話に絞ると、自分たちの課題を抽出するのに絶好の機会なんですよね。
それって具体的にはすごい細かい話なんですが、わらわらとわき出た課題たちを俯瞰で眺めると、結局、「自分たちは何者なのか/何者でないのか」というのが見えてくる。
そんでね、やっぱりまくらことばってのは、ポップスをやるバンドなんだろうな、しかもすごくわかりやすくて、「滑舌のいい」音楽を目指すべきなんだろうな、そんなことを最近思っております。
ADは以前、まくらことばの方向性について「ふつう」と言っておりましたが、私もやはり、やればやるほど「ふつう」のことがやりたいしやっていくべきなんだろうと。
じゃあ「ふつう」って何よと考えれば、やっている人間がいたって普通なので、自分の資質と経験に忠実にやっていけばそれでいいんだろうな、そんなふうに思います。
あの、IVYファッションってあるじゃないですか。
日本では1960年代に流行ったのかな、「みゆき族」とか聞いたことあります?
IVYってファッションとしては全然奇抜なところがなくて、英国のトラッドスタイルをアメリカ風にアレンジしたもので、ボタンダウンのシャツ、テーパードのコットンパンツ、ナチュラルショルダーのジャケット、靴はキャンバスのスニーカーとかローファー、モカシンなんか。
要は適度に折り目正しいカジュアルで、私は今現在においても、シャレオツなセレクトショップからイトーヨーカドーまで、日本人のファッションの基本はIVYスタイルにあると思っています。
かく言う私も、おれが好きなのって要するにIVYだよなぁとよく思うのですが、やっぱりこの辺のセンスって好き嫌いというよりは皮膚感覚に近い気がします。
奇抜なところが一切なく、ベタというくらいにオーソドックスで、洋服好きな人から服なんて無頓着な人まで、その選択に有形無形の影響を与えているIVYスタイル。
……そう、これが我々の標榜する「ふつう」なんではないかと、ボタンダウンのシャツなんかに袖を通すたびに感じるのです。
えー、IVYバンドたるまくらことばの具体的活動計画ですが、とりあえず来春を目標にミニアルバムくらいは作りたいなと。
当然それは、普通のポップスを並べたものにするつもりです。
で、ライブがどのタイミングでできるかはわかりませんが、次回はセットリストを一新してやりたいですな。
そのためにはまず曲づくり、はい、頑張ります。