終わらない旅に出た僕ら
おはようございます、サトー@まくらことば(兼ヤクルト伝道師)です。
昨夜はまくらことばにとって3回目のライブでした。
まずはお忙しい&猛暑のなか駆けつけてくださったみなさん、本当にありがとうございました。
前回のライブが5月末でしたから、そこまで長くないインターバルでのライブだったにもかかわらず、3回ともコンプリートのお方が大半を占めていました。
まったくうれしい限りであり、お礼の言葉も見当たりません。
また、今回初めておいでくださった方もいらっしゃり、同様にうれしく思います。
今回のライブ、私たちまくらことばにとっても、非常に意味のあるイベントでした。
メンバーが2人となり、一時はライブ出演そのものを再考しなければならないかと思いましたが、旧友・中光くんが救いの手を差し伸べてくれたことにより、また素敵なみんなと再会する機会をもつことができました。
純粋に音楽が好きで自分でもやりたいと思って始めたバンドですが、結局は人との出会いがすべて、大好きな人たちと同じ時間・同じ空間を共有することがしたくて、私たちはまくらことばをやっているのだと思います。
その場を媒介するものとしてまくらことばの曲たちが存在するとしたら、それ以上の幸せはないです。
2年前にこのバンドを始めてから、私は自分なりに、「いいバンドとはなんだろう」ということを考え続けてきました。
よく言われる、音楽が「届く」とか「響く」、それを実現できるのがいいバンドなんだということは分かっているものの、どうやってそれを実現するのか、その方法については誰も教えてくれません、本当に暗中模索なんですよね。
結局その「わからないということがわかった」のがこの2年を振り返って思うことで、いいバンドになるためには、少なくともバンドを続けていかなければならないことだけはわかった気がします。
相変わらず具体的な方策は思いつかず、とりあえず目の前の課題をひとつづつ乗り越えていく以外にないのですが、自分たちのやっていることが間違っていないかどうかについては、かなりの精度で判断することができるようになりました。
それは何より、昨夜おいで下さった方々はじめ私たちを支えてくれる皆さんが、いつも教えてくれるからです。
あの人たちが楽しんでくれているのなら、おれたちは間違っていないしまだまだ続けられる、本当にそんな風に思います。
「若さ」とは離れた地点から出発したバンドであり、だからこそ楽しいんだと思うこともよくあるのですが、信じられないくらいの速さで時間が過ぎていくのは否定しようのない事実で。
だからこそ特に最近思うのですが、この歳になっての出会いは大事にしなければならない、一緒に歳を重ねていくことになる人たちがとてもいとおしいのです。
いつも一緒にいる仲間もいれば、数か月・数年に一度しか会わない人もいますが、まくらことばの周りにいる人たちと話すことは、私にとって背筋の伸びる思いのすることばかりです。
「ああ、自分もこんな人になりたいなぁ」と思わせる人と出会い、つながっていられることの素晴らしさと幸運に感謝したい気持ちでいっぱいになります。
その出発点としてまくらことばの音楽があるとするなら、私たちはまだまだ、新しい言葉とメロディ、音色を探す旅を続けようかと思います。
次のライブがいつになるかはわかりませんが、新しい曲を引っ提げて、また必ず皆さんの前に現れようと思います。
本当に昨夜は、ありがとうございました。