布団あります まくらことば活動日記

歌ものロック/ポップスバンド、まくらことばのブログです。

灯ともし頃ならば

こんばんは、サトー@まくらことばです。

盆休みが終わり、頭も体も少しぼーっとしたまま八月後半に突入しております。


さて、悪名高きマイホーム主義者、夜の街を彷徨う習慣など一切持たない保守派の私ですが、何故か今日は夜の新宿2丁目(!)で一人、アンニュイな時間を過ごしております。

そういえばここ数年、夜の街をフラフラ、なんてこと少しもなかったなぁ……いや、私一度たりとて夜遊びなどしたことのない小心者なんですが、若かりし頃は、無意味にチャリで東京中を徘徊していたなぁ、ホント無意味に。


東京の街のことは随分知ってるつもりでも、夜の街はまた別の顔。

人間には明らかに夜にならないと起動しない回路と感性があるようで、早寝早起きを習慣化して久しい私は、使っていなかった細胞に血が通い出しているのを実感しております、あ、今は散歩の休憩でタリーズにいるのね。


……「ガキの使い」は私にとって自分を作ってくれたものの一つ、「こち亀」や「あぶでか」に並ぶ最重要物件ですが、その昔、尾行大作戦なる企画があったのよ。

ガキ使メンバーの収録後を尾行するという企画で、まぁドキュメント風のコントなんですが、笑いのネタとして面白いだけでなく、私は映像作品としてこの企画が大好きなんですね。


この企画の舞台は夜の東京の街なんですが、夜の街でしか起動しない何かに出演者全員が突き動かされているようで、観ているだけでワクワクしてくるというか、とにかく釘付けになってしまうパワーが画面からみなぎっているのです。

私が一番好きなのはココリコ田中を尾行する回で、田中氏が松田優作のコスプレという新境地を開拓した記念碑的な回であったと同時に、夜の東京の高揚感、特別感を見事に封じ込めた作品だったと思います。


尾行シリーズはほぼ全作ようつべで観られますので、90年代東京の夜の姿とその魅力を確認する意味でも、ぜひご覧になってはいかがでしょうか。


あぁ、そういえば明後日はまくらことばのライブでした。

今回はあと2回、スタジオ練習の機会がありまして、もちろんしっかり準備する所存ですが、今夜は今夜で、久しぶりに使っていなかった感覚を呼び覚ましたようで、ライブに向けていい感じになってきました、全然関係ないかもしれないけど。


ハッテン場にいく度胸はまだありませんが、とりあえずまた夜の街に足を踏み出そうかな。

ではでは〜。