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布団あります まくらことば活動日記

歌ものロック/ポップスバンド、まくらことばのブログです。

尾道の話

おはようございます、サトー@まくらことばです。

今朝は今季初のタイツを着用して出掛けました。*1

日増しに厳しさを増す冷え込みとせわしなさに年の瀬の到来を感じる今日この頃ですが、みなさん、年末年始はいかにしてお過ごしでしょうか。

私はかれこれ10年以上、正月に帰省することなく、人の少なくなった東京でのんびりと過ごすのが定番なのですが、今年もたぶん元旦から多摩川を走っているような感じかと思います。

や、別に地元が嫌いとかではないんですが、単に遠くて*2帰るのが億劫なのと、正月の時期に帰っても釣りができないのでやることねぇし、みたいな理由でどうも足が遠ざかっているのです。

 

なんですが、いろいろ客観的に考えてみても、私の地元である瀬戸内沿岸地域(山陽地方)は、この国でも有数の過ごしやすいところのような気がします。

まず気候が年間を通じて温暖。

台風は四国が、雪は中国山地がそれぞれブロックしてくれるので、あの辺は本当に夏も冬も穏やかなんですよね、地震も少ないし*3

さらに田舎過ぎず都会過ぎず、便利さとのんびりさのちょうどいいさじ加減がある。

一応、社会で習った「太平洋ベルト」に位置する山陽地方は、新幹線や高速道路などの交通インフラはばっちり整っており、生活面・文化面でも一通りの施設やお店が揃っているのですが、人が多すぎないんですよね*4

そして海あり、山あり、平野ありの自然が豊か。

自然といっても原野が広がる感じではなく、すべてに人の手が入っているのですが、それゆえに箱庭的な美しさがあり、なんだかほっとするような景色の連続なんですね。

 

以上のような山陽地方の美点を全て兼ね備えているのが、わが郷里福山のお隣り*5尾道ではないかと思います。

小沢健二の「ブルーの構図のブルース」に“何時間も電車を乗り継ぎ ここは静かな町・尾道”と歌われるこの古い港町は、福山と違って戦火に焼かれることもなく、昔の街並みが今もそのまま残っています。

大林宣彦監督の「尾道三部作」はあまりにも有名ですが、かの小津安二郎東京物語」の撮影地としても名高く、映画ファンであればその名を知らぬ人はいないと思います。

その他にもドラマや小説の舞台になったことは数知れず、作家の感性を刺激せずにはおかない街並みなんでしょうね。

そういえば昔、某番組で「勇気を出してはじめての告白」というコーナーがありましたよね。

あれでね、尾道が舞台の回があったんですが、ちょっとした裏話があるんです。

その日テレビを観ていたウチの母親が、「これAさんじゃが!」と急に叫んだのですが、なんとそこに映っていたコクられる側の女の子は、母ちゃんが常連だった喫茶店でバイトしていた高校生のAさんだったんですね。

さっそく事の真相をAさんに確かめた母ちゃんの話*6によりますと、なんでも実際に尾道の男の子から応募があってロケ隊が向かったところ、告白される女の子側が「テレビには出れない」と言いだしたらしいんですね。

そんでも尾道のロケーションが気に入ったスタッフは絶対にここで撮りたいと思ったらしく、急遽仕込みの女の子を使うことに。

で、地元の事務所に所属してチラシのモデルなんかをやっていたAさんが動員された、というわけだったと。

あれ、告白の結果はどうだったんでしょうねぇ、まぁ「友だちから」とかそんなところだったんでしょう。

 

私が尾道で好きなのは、もちろん坂を歩いてお寺を巡る王道の散策コースもそうですし、千光寺公園林芙美子の石碑から眺める景色もそうなんですが、とりわけ、昔ながらの商店街を歩くのが大好きなんですね。

最近はそれこそ下北沢や経堂にあるような素敵なお店も何軒かありますし、戦前からの佇まいでそのまま営業しているお店もあって、本当にお勧めの散歩コースです。

それで海岸沿いの通りにある「からさわ」さんのアイスクリームがまた絶品で。

今はアイスの季節ではないですが、あなたがここのアイス最中を食べない人生を過ごされませんよう、祈念する次第であります。

また、すぐ対岸の向島との間ではたしか3航路ほど渡船が出ていて、100円くらいで乗れたと思いますので、ぜひご利用されることをお勧めします。

尾道向島の海峡を尾道水道というのですが、渡船からは、本当に瀬戸内の風景を絵に描いたような、典型的な景色が楽しめると思います。

 

 いやね、なんでこんな話をするのかと言いますと、私の原風景として尾道の景色ってすごいあるなぁ、ってことをよく思うんですよ。

小学生のころ、よく親父に連れられて尾道水道に釣りに行ってた*7のですが、海といって思い出すのが、鞆の浦尾道水道のあの瀬戸内の風景なんですよね。

なんかそういうのがまくらことばの曲にもまろび出るようなこともあるのかな、ていうかそういう曲ができれば素敵かも、なんて思ってね。

 

悲しいかな私の地元福山ではなく、お隣の尾道、あるいは岡山側では倉敷なんかは、本当に機会があれば一度は訪れてほしい素晴らしい場所だと思います。

ああ、みなさんと一緒に行ってガイドしたいなぁ……、はっ、まくらことばでライブツアーやればいいんだね!

とりあえず目の前のこと、頑張ります。

*1:ただし帰りの千代田線車内が推定32℃の高温のため戦々恐々と。

*2:東京⇔広島って、飛行機か新幹線か、一番迷いどころの距離なんですよね。

*3:自然が厳しくないのでヌルい人が多い、人の出入りが少なく意外と排他的というデメリットも。

*4:ちなみに福山市は面積518平方キロメートルに人口46万人。世田谷区は58平方キロメートルに人口89万人。ひえー!

*5:福山にも以前紹介した鞆の浦という全国に誇る景勝地がありますが、それ以外は、……うーん、ただのヤンキータウンですわ。

*6:母ちゃんのゴシップ好き&芸能通ぶりは、見事に私に継承されております。

*7:根掛かり地獄だけど、本虫つけて天秤ぶっこんだら絶対カレイが釣れるポイントがあったんです。