もしもうさぎが描けたなら
おはようございます、今日は空気が全部入れ替わってさわやかな朝になりました。
昨日走った多摩川の土手には彼岸花がにょきにょきと生え、いつも会えるのを楽しみにしている猫の一家も、炎天下では逃げ込んでいた日陰を抜け出し土手の上で道行く人たちを眺めていました。
こうやってちょっとずつ秋になっていくんですね、申し遅れましたサトーです。
さて、まくらことばのパッケージやアートワークは、本職がデザイナーであるベースのゆさくんに一任しているわけですが、先日の会議(と称する飲み)で少し私の意見を推させてもらいました。
実はバンドのイメージキャラというかアイコン的なものとして何か動物を使いたいと思うのですが、彼が「これなんてどう?」と提案してくれたのが鳥でありまして。
それは素晴らしい絵で私も鳥の可愛さは十分承知のうえで、あえて言わせてもらいました。
「ここはうさぎでいかないか」と。
もうね、私、うさぎが好きなんですよ。
もちろんそれは、10年一緒に暮らしたむむのことが大きいのですが、もうなんていうかうさぎそのものの存在が好き。
だってあのシルエットとか、毛並みとか、絶妙な大きさとか、仕草とか、ちょっと他にないでしょ。
実際うさぎって、ウサギ目ウサギ科、つまりうさぎでしかないんですよ!
うさぎってねぇ、飼ってみるとよくわかるんですが、ホントに不思議な動物で。
そりゃ犬や猫にくらべれば呼べば来るわけでもないし芸もしないですが、あの人たちは完全にこっちの言うことわかってるんですよ(てか動物は全部そうですね)。
そんでね、仕草というか行動に野生がすごく残ってるというか、人間の感覚では出てこないよなぁという動きをするのが、またたまらないんですね。
あとうさぎって実はポーズが多彩なんですよ。
一般的には座ってる横からの感じが「うさぎの画」ですが、後ろ脚を伸ばして寝転がっているところとか、毛づくろいをして耳を手で折り曲げる仕草とか(これは「ティモテ」と言われます)、立ちあがって周りの様子をうかがう素振りとか……。
また、ふだんはじっとしてることが多いうさぎですが、「脱兎のごとく」という言葉があるように、素早いときはホントすばしっこいですしね、予測不能のトリッキーな動きがすごくある。
だからずっと眺めてても、少しも飽きないんですようさぎ。
ということで語りつくせぬうさぎ愛を抱く私は、ぜひともバンドのアイコン・アニマルにはうさぎを推薦したい次第であります。
で、自分でも描いてみるか!と思い立って描いたのがコレ。
……はい、馬鹿画伯の誹りは免れ得ないですね。
ああ、おれも愛するうさぎをいい感じで描いてみたいよぉ!
ということでADゆさ氏とは、「周囲にいるいろんな作家さんに、ここはひとつうさぎ、お願いしようよ」てな話にもなり。
まくらことばより界隈に、「うさぎ発注」が出回る日も遠くないかも。