ライブやりたいが……
おはようございます、まくらことばの武闘派、サトーです(大ウソ)。
唐突ですが私、この年になってもけっこう人と話すとき緊張して、赤面したり言いたいことも言えなくなることがありまして。
対おじさんは割とそうでもないのですが、問題は女の人。
普段よく話す人でも一対一になったらもう駄目で、すごく話したいんだけど同時に逃げ出したくなるような気分にもなるんです。
または、「言わなくていいことばかりがほら溢れ出す状態」になることもしばしで、とにかく自分の主導権を自分が握ってないわけですな。
でもそれって誰にでもってわけじゃなくて、とりわけこの人いいなぁ、素敵だなぁという人に対してそうなので、思いとは裏腹になっちゃうわけで。
私、ペラペラよくしゃべるケーハク人間ですが、実は人と会った後とか「あれでよかったんだろうか」「あんなこと言わないほうがよかったかも」と反省したりもしてるんです……。
……えー、何の話かよくわからなくなってきましたが、何で自分はバンドやるんだろうって考えたとき、もちろん楽しいから、好きだからってのがまずあるんですが、上記のような事情で不完全になっちゃう(と自分では思ってる)コミュニケーションを、やっぱり何か別のカタチで補いたいってのがあるんだろうなと。
いやもちろん対女の人ってだけじゃなくてですよ。
バンド組んで曲作ってそれを演奏して歌ってという回りくどい手続きを経てしか伝えられないこともあるのかな、そんなことを考えたりします、はい。
で、バンドと聴いてくれる人との接点は音源とライブになると思うんですが、私はどっちかといえば音源派といいますか、音源あればそれでいんじゃね?などと思ってる節もあります。
なんだけどやっぱりライブも気になるっていうか、本音を言うとすごくやりたい。
けど、やりゃあいいのかという気分が常にあって、とどのつまり究極の自己満足行為であるライブを、人様が見て楽しんでもらえるのかどうか、正直言ってそんなライブを出来る自信がない。
われわれのような若くないバンドが、「ライブやるから来てよ~」っていろんな人に声を掛けたとして、それってすごく迷惑というか、少なくとも自分はそういうの好きじゃないなぁ、なんで知らんおっさんバンドのライブわざわざ……って思うんです。
だからライブをやるなら、ホントに見に来てくれた人に満足してもらえるような、いや満足ってのは違うか、なんか記憶に残るような、そういうライブにしないとやっちゃいけないような気が、「ライブやりたい!」って思いと同時にあったりします。
うーん、冒頭の話とも絡んでくるんだけど、なんかすっきりせんのですよ、いつまでも。
いっつも思い通りに振る舞えて、楽しいぜヤッホーみたいな感じにはどうしてもなれないというか。
いや、若い時はそういう感じに映る人を敵視してたんですが、今はホントにうらやましいというか嫉妬しちゃうっていうか、自分もカラッとした人間になりたいなぁと日々思いつつ、や、やっぱそんなん無理じゃけえ自分なりに楽しむやり方を見つけんといけんなぁと思う次第です。
なんか歯切れの悪い話ばかりですが、要はライブをすごくやりたいんだけど怖いというかやってええんじゃろかな思いもあり、やるんであれば「絶対見に行く!」と皆さんに思っていただけるような、そんでもって実際にそういうものをお見せできるバンドになりたいなぁと、そんな気分で金曜の朝を迎えたサトーでした。