布団あります まくらことば活動日記

歌ものロック/ポップスバンド、まくらことばのブログです。

歌は歌詞から腐る

こんにちは、福山雅治のことを「ましゃ」とかいう女の対処法がわからないまくらことばサトーです(実際そういう人は周囲にいませんが)。

 

さてさて連日の猛暑日、私のデモづくりもアツさマシマシで進行しております。

昨夜は「季節のはじまり」という曲のピアノ入れを行ったのですが、いやー、苦労した。

だって私、ピアノ弾けませんから(うちのピアノ弾きは吹雪様、YOSHIKIチルドレンだからドラムとピアノ専攻)、まじでイチから練習してますもん。

だもんである程度カタチになるまで練習していざ録音にとりかかっても、録り直しすることウン十回。

こんな調子だから作業日程が押してきて、今日は出勤前にも歌入れなんかやってみたのですが、う~ん、やっぱり起きてすぐは声出ないですね。

 

作業に取り組んでいて思うのですが、スタジオでの練習やそもそも作曲の段階を含め、同じ曲を何百回と歌う・聴くことになるわけでホントうんざりしてくるんですが、それに耐えうる曲かどうかというのがすごい重要なんです。

特に詞。

こいつをいいかげんにしていると、「なんだよこの詞、もう歌いたくねぇ」と自分自身が嫌になってくるんですよ。

標題はさだまさしの名言で、彼はそんな思いもあって「北の国から」の主題歌に歌詞をつけなかったそうなんですが、うん、「歌は歌詞から腐る」ってホントそのとおりだと思いますね。

さすがに言うだけあって、さだまさしの詞付きの曲は普遍性と独自性の絶妙なバランスで成り立ってるもんなぁ……。

みうらじゅんの「アイデン&ティティ」ってバンドマン漫画で、「悪魔とドライブ」という自分達の初期の代表曲を、“目覚めて”しまった主人公が「曲はいいけど歌詞を変えて歌いたい」というシーンがあるんですが、これなんかも「歌詞が腐って」しまったことに気付いたということでしょう。

あとキリンジのライブ行くといつも思うことで、彼らがすごい自信もって歌ってるのが伝わるんですけど、それはやっぱりあれだけ練りに練った歌詞を付けてるからなんじゃなかろうかと。

時の風雪に耐えうる納得の歌詞じゃないと、堂々と歌うことができなくなるんですよね。

 

ということで改めて歌詞の大切さを痛感するわけですが、まぁ今のところ「モウヤダ!」とはなっていないので、まぁこの先も腐らないことを祈るとともに、新しい曲を作る際は、ゆめゆめ歌詞への防腐処理を怠らないようにしなきゃなと思うのであります。

 

というわけでメンバー&株主の皆様、来週あたりには作業完了すると思いますので、ひとつよろしく。